「略奪大国」の感想と評価

ジェームス・スキナーの「略奪大国」の感想と評価

略奪大国

書籍名略奪大国
価格1,400円+消費税
内容第1章 お金の量が問題だ!

第2章 国を無借金にせよ!

第3章 銀行は本業に徹せよ!

第4章 これからはどうなる?

第5章 問題が山積みしている!

第6章 本当の平等を実現せよ!

第7章 日本に栄える道あり!

 

私の感想と評価

 

「略奪大国 あなたの貯金が盗まれている」というタイトルとサブタイトルからこの書籍の内容を推測するのは若干難しいのですが、内容としては完全に経済学です。

 

成功の9ステップやお金の科学などのように成功について論じることはなく、終始、日本経済の現状への批判という内容です。

 

ですので私のようにジェームスに成功法則を教えてほしいと望んでいる人には「略奪大国」はあまり役に立ちません。

 

株式投資や経済学に興味がある人が読むべき書籍でしょう。

 

日本の現在の国債発行高は世界最高額であり、しかもその買い手の90%以上が日本の銀行である。そのため、日本は数年以内にデフォルトする可能性が高い。

 

要点をまとめるのであれば上のようになります。

 

そして、その理由をジェームス独自の毒のある言葉で述べています。

 

私はまったく経済学に関連する書籍は読んだことがないため詳しくはありませんが、副島隆彦氏に似たテイストの批判的かつ見ている人がショックを受けるような内容です。

 

副島隆彦氏がジェームスの影響を受けているとは考え難いので、きっとジェームスが副島隆彦氏の影響を強く受けているのだと思います。

 

経済の仕組みや本質を説明しつつ、いかに今の日本がまずいことをしているのかということは分かりました。

 

しかし、これを知ったからといって自分のビジネスは加速するでしょうか。

 

これから事業を立ち上げる人にとって何かプラスに働くでしょうか。

 

これが私の意見です。

 

日本が近い将来デフォルトするからその前に資産を海外に移しておくこと。

 

略奪大国を通して知識を増やすことはできますが、読者が得られるものは「資産を海外に移すことの必要性」のみでしょう。

 

当たり前の話ですが、資産のない人は資産を海外に移すことができません。

 

よって、すでにある程度の資産がある人に限ってこの略奪大国を読むことで実利を得られるでしょう。

 

ちなみに略奪大国が書かれたのは2011年で、数年以内に日本がデフォルトするとなっていますが、今現在日本はデフォルトしていません。

 

たしかに国の状況としては良くはありませんが、予測としては外れているわけです。

 

このように経済学の書籍というのは記されたときから時間の経過によって情報が陳腐化してしまうのが問題点だと思います。

 

ジェームスが教える成功法則は不変的なものですが、経済学となればそのジェームスが書いても情報は陳腐化してしまいます。

 

なぜジェームスがこのような経済学の本を書こうと思ったのか、私にとっては少し謎です。

 

略奪大国、愛の億万長者とジェームスが書いたということで、成功とは関係のない内容でも購入をしました。

 

しかし、やはりジェームスから学ぶべきは成功法則だと気が付きました。

 

経済学が好きな人以外に略奪大国はおすすめできないというのが私の意見です。