ジェームス・スキナーの書籍「お金の科学」の感想と評価
書籍名 | お金の科学(書籍) |
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価格 | 1,900円+消費税 |
内容 | 第一章 始めよう〜誰でも大金持ちになれる〜第ニ章 引き寄せの法則〜お金持ちのマインド〜【STEP1】新たな自由【STEP2】王様より富める者【STEP3】創造マインド【STEP4】プラスの力【STEP5】あなたが持つお金の磁石【STEP6】億円単位のマスターマインド第三章 受け取りの法則〜お金持ちの行動〜【STEP7】仕事は現実化する!【STEP8】確かな方法【STEP9】富の始まり【STEP10】無限の価値の泉【STEP11】数字のゲームに勝つ【STEP12】百発百中の営業手法【STEP13】マーケティングのゴールドラッシュ【STEP14】あなたのビジネス・マネー・マシーン【STEP15】簡単にできる【STEP16】大富豪のバランスシート【STEP17】お金持ちの毎月すること【STEP18】即刻億万長者第四章 人生の法則〜お金持ちの生き方〜【STEP19】一度お金持ちなら、ずっとお金持ち【STEP20】お金を最大限に愉しむ【STEP21】与える時第五章 応用の法則〜あなたにもできる〜真の富五つの原則億万長者への第一歩最後の秘訣悪魔の一言 |
私の感想と評価
お金の科学は、ジェームス・スキナーの前作の成功の9ステップとはまた違った角度からの成功論だと感じました。
成功の9ステップが成功マインドを説いた書籍であり、お金の科学は金持ちマインドを説いた書籍とでも言えるでしょう。
「科学」という言葉が書籍のタイルトに含まれていることもあり、前半部分のマインドについては本当に科学的な内容でした。
マインドのみ身につければお金持ちになれるのかと言われればストレートにYESとは言いづらいものの、マインドがなければお金を稼ぐ術も人や運も味方にはつけられないでしょう。
特にこの前半部分のマインドについては、成功できない人は信じない、実行しないことであり、成功する人は無意識にも実行していることばかりだと思いました。
そのためすでにある程度の成功をしている人、成功哲学をすでに体得している人にとっては復習のような内容になります。
続いて、マインド編の後は行動パターンに入っていきます。
お金持ちになるための行動パターンは、主にマーケティングについての内容です。
自分の売るべき商材や自分のフィールドがあり、それをどう拡大していくのかということを学ぶことができます。
私がとても勉強になった一例を挙げるのであれば、
あなたが提供できるもので100円の価値があるものは何ですか
1,000円の価値があるものは何ですか
10,000円の価値があるものは何ですか
1,000,000円の価値があるものは何ですか
それをどうすればより多くの人に与えることができますか
この考え方はビジネスアイデアを考えるときにとても有効な方法だと思います。
しかし、この質問が無益な人もいるのが事実です。
「あなたが提供できるもので100円の価値があるものは何ですかではなく、私が提供できるもので100円の価値があるものは何かを教えてください」
このように丸々答えを求める人にとってはお金の科学は無益でしょう。
考えるのは自分、やるのは自分、このスタンスを当たり前と思える人でなければ学びはありません。
同様に販売のプロセスについてのセクションも同じく、すでに自分のビジネスを持っている人ほど学びが多いと感じました。
その理由は、学んだことを自分のビジネスに順番に取り入れていくだけで効果や変化が出るからです。
逆にまだ自分のビジネスがない人が今この内容を学んでもヒントにはなりますが、生かしきれないはずです。
ジェームス・スキナーは高額な経営コンサルであり、これからビジネスを始める人(言い換えるなら資金力がない人)を相手にはしていないのでこれは仕方のないことでしょう。
最後は資産運用の考えについて学ぶことができます。
実際に書籍の中でも引用文としてロバート・キヨサキ氏が登場しますが、やはりロバート・キヨサキ氏の影響を強く受けた資産運用の哲学になっています。
学べる内容は投資商品として「あれを買え、これを買え」ということではなく大枠としての考え方です。
資産運用のセクションは量として多くはないので、やはり本家のロバート・キヨサキ氏から学んだ方が良いかと思います。
「事業収益、節税、投資」の3つが資産形成の柱だと私は考えています。
お金の科学では節税については学ぶことができません。
しかし、事業収益を増やすための具体的なステップとその過程で出くわす壁を乗り越えるためのマインドについては400ページ以上に渡ってしっかり学ぶことができます。
1,900円でこの学びであれば文句は一切ないというのが私の評価です。